こんにちは、素人DIY大家の DIYゴリラおやじ です。
「投資物件はリスクも多い」――そう覚悟して始めた築古戸建て投資。
ところが購入から5年の間に、まさかの放火による山火事や倒木被害…。
もうダメかと思った矢先、裏山に太陽光発電が建設され、物件は一気に“日当たり抜群の一等地”に生まれ変わりました。
不動産投資のリアルな“予想外の展開”をお届けします。
不動産投資に興味があっても、最初の1軒目って本当に勇気が要りますよね?
私も最初は「失敗してもいいや、勉強になるから!」と覚悟を決めて購入しました。
もう10年以上前の話なんですが、この物件の購入からわずか5年の間に――
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放火による山火事
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倒木被害
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台風の直撃
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そして裏山に太陽光発電の建設
という、まさに「事件続き」の物件でした。
結果的には、日当たりが改善され「好立地」に変貌するという幸運に恵まれたのですが、その過程では本当に大変な思いをしました。
この記事では、私の体験談をベースに、山火事や放火の恐ろしさ、火災保険の重要性についてもお伝えします。これから築古物件を購入しようと考えている方の参考になれば幸いです。
もくじ
投資物件1件目は、2階戸建ての3DK

はじめての1軒目です。がんばってリフォームもしたんですよ
写真は、リフォーム後の写真です。
物件概要とリフォーム内容
物件概要
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構造:木造2階建て・3DK
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1階:キッチン6畳・和室6畳・脱衣所・浴室・玄関・ぼっとん簡易水洗トイレ
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2階:6畳和室が2部屋
リフォーム内容(DIY+業者)
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外装・庭
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外壁塗装(足場組立も自分で挑戦)
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庭の草刈り・残置物処分
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内装(1階)
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キッチン交換、壁クロス・床クッションフロア張替
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脱衣所・洗面台交換、浴室の浴槽交換・壁塗装
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和室は畳表替え・襖交換・砂壁をクロスへ
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内装(2階)
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畳表替え・砂壁をクロスに張替
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その他
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階段のペンキ塗りとクロス張替
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トイレ壁クロス張替
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玄関踊り場にフローリング重ね張り
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正直、やりすぎリフォームだったと今では思います(笑)。
ただ、この経験が後の物件購入やDIYのスキルアップにつながったので結果オーライです。
もちろん自分で、DIYで頑張ったところもありまが…
当時はスキルが無く半分は、プロの職人さんに頼んだところもあります。
こんな感じの物件です。
はじめての1件目の投資ですし、リフォームも頑張ったし愛着もあるんですけど…
ハプニングが多かったんですよね!
どんなハプニングだったかと言うと……
投資物件が放火で裏山が火災

入居者を募集しようと準備していた矢先、久しぶりに現地へ足を運んだ私の目に飛び込んできたのは、想像を絶する光景でした。
裏山が黒く焼け焦げ、辺り一面に焦げ臭が漂い、灰が風に舞っていたのです。

さらに衝撃だったのは――
火で弱った大木が折れ、そのまま物件の2階屋根に倒れ込んでいたこと。
太く重い幹が屋根にのしかかり、まるで家そのものが山に押し潰されそうな姿で立ち尽くしていました。
屋根の一部は押し潰され、倒木は今にも崩れ落ちそうな不安定な状態。
2階部分は「寄りかかられた家」と化し、ひとつ間違えば全壊に至る危うさを感じました。
幸い延焼は免れたものの、煤で黒く染まった屋根と、そこに横たわる倒木の姿を見た瞬間、胸の奥が締めつけられるような感覚に襲われました。
「なんでこんな物件を買ってしまったんだろう…」
せっかく時間も労力もかけてリフォームした家が、火災と倒木によってわずか数日のうちに廃墟とまでは言いませんが、悲惨な姿へ変わり果ててしまった――。
この出来事は、不動産投資が「紙一重で悲劇に変わる現実」を突きつけてきた瞬間でした。
警察の話によると、火元は裏山で野良猫に餌を与えていた女性が落としたタバコの火が原因である可能性が高いとのこと。
しかし証拠はなく、ただ残ったのは焼け落ちた木々と、無惨に傾いて物件にのしかかる倒木。
どうやって撤去していいものか…
警察から土地の持ち主に連絡してもらえたんですよ
投資物件の倒木撤去で一転!運が向いてきた瞬間

山火事で被害を受けた裏山の倒木。
自分でどう対処すればいいか途方に暮れていたのですが、幸運にも山の持ち主さんがとても親切な方で、すぐに造園業者を手配して撤去してくれたんですよ
倒木が片付いたことで視界が開け、物件の周囲が一気にスッキリ。
さらに、これまで裏山に出入りしていた野良猫やタバコを吸っていたおばさんの姿もなくなり、再び火事になる心配も減ったのです。
綺麗になった環境が入居者募集にプラス効果
環境が整ったことで物件の印象は大きく改善。
庭や周囲の景観が良くなったこともあり、しばらくするとすぐに入居者が決まりました。
最初は「なんでこんな物件を買ったんだろう…」と後悔した出来事が、結果的には「入居決定」というラッキーな展開に流れが変わってきたんです。
投資物件の裏山に野球場サイズの太陽光発電が誕生!

写真の正面が投資物件で
右側が以前、放火があった裏山だったところです。
下の写真が放火直後の写真です。

驚きの展開は、倒木撤去からしばらく経った頃に訪れました。
なんと、物件の裏山一帯に野球場並みの広さを誇る太陽光発電所が建設されることになったのです。
かつてはうっそうと木々が生い茂り、日当たりの悪さが最大のネックだった裏山。
それが整地され、広大なソーラーパネルが並んだことで、物件全体が驚くほど日当たり良好の立地に変貌しました。
入居者も大満足!環境改善で資産価値アップ
現在、この物件には入居者さんが住んでいますが、環境の変化にはとても喜んでくれています。
「日当たりが良くなって住みやすい」と高評価をいただき、結果として家賃の安定収入+資産価値アップというダブルのラッキーに。
不動産投資は思い通りにいかないことが多いものの、今回のケースでは予想外のトラブルが逆にチャンスへと変わった瞬間でした。
まとめ|築古不動産投資はリスクもあるが“運”が味方すれば資産価値は上がる
初めて購入した投資物件は、もともと薄暗く日当たりの悪い立地でした。
「失敗しても勉強になればいい」と思って買ったのですが、山火事や倒木など数々のトラブルに見舞われ、正直「後悔した」と感じた瞬間もありました。
しかし結果的には、裏山が整地され太陽光発電所が建設されたことで、日当たりが大幅に改善し、大げさに言いますが住環境が一等地レベルに変貌しました。
2025年現在の入居者さんからも「住みやすい」と喜ばれ、安定した賃貸収入につながっています。
投資物件は“運”と“備え”が大切
不動産投資は数字のシミュレーションや立地分析も大切ですが、実際には予期せぬ出来事や運の要素もありますよね
。
だからこそ、火災保険などのリスク対策を万全にしつつ、長期的な視点で物件を育てていくことが大切だと実感しました。
もし今この物件を売却すれば、購入時の価格よりも高値で売れるでしょう。
つまり、「トラブルが結果的に資産価値アップにつながった」感じです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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