自宅のトイレに換気扇がなく、臭いがこもるのがずっと気になっていました。
特に年老いた両親がトイレを使ったあと、廊下まで臭いが残ることがあり、ひどい時は玄関付近まで臭いが気になるように。
「これはさすがに換気した方がいいな」と思い、今回はトイレの壁に穴を開けて、PanasonicのパイプファンをDIYで後付けしました。
結論から言うと、小型の換気扇でも臭い対策としてはかなり効果を感じています。
ただし、作業中には失敗もありました。
特に大きかったのが、VU100の塩ビパイプを通す穴のサイズです。
Panasonicの専用パイプ「FY-PAP041」が110mmだったため、110mmのホルソーで開ければ大丈夫だと思い込んでいました。
ところが、実際に使ったVU100塩ビパイプは外径が約114mmあり、110mmの穴では通りませんでした。
この記事では、トイレ換気扇をDIYで後付けした実体験をもとに、使った換気扇・工具・材料・穴あけの失敗・配線時の注意点まで、初心者にも分かるようにまとめます。
この記事で分かること
・トイレ換気扇をDIYで後付けした流れ
・Panasonic FY-08PD9SDを選んだ理由
・VU100塩ビパイプと115mmホルソーの注意点
・外壁穴あけとガラリ取り付けの流れ
・電源接続で注意すべき資格のこと
・実際に臭いが改善したかどうか
先に大事なポイントをまとめると、換気扇を後付けしたことでトイレの臭いはかなり改善しました。
ただし、VU100塩ビパイプを使う場合は110mm穴では通らず、115mm前後のホルソーを用意した方が安心です。
また、コンセントから電源を取る作業は第二種電気工事士の資格が必要なので、無資格の場合は電源接続だけ業者に依頼してください。
トイレに換気扇をDIYで後付けした理由

掃除をしても臭いがすぐに抜けず、トイレから廊下、玄関付近まで気になるようになったのが換気扇を後付けしたきっかけです。
自宅のトイレに換気扇を後付けしようと思った一番の理由は、窓だけでは臭いの換気が間に合わなくなってきたからです。
わが家では年老いた両親もトイレを使うのですが、認知症の影響もあり、便器まわりや床を汚してしまうことが増えてきました。
その都度掃除はしているものの、臭いがトイレ内だけでおさまらず、廊下や玄関付近まで気になることもありました。
トイレには窓がありますが、風がない日や雨の日、寒い時期などは思ったほど空気が入れ替わりません。
芳香剤や消臭剤も使ってみましたが、根本的にはトイレ内の空気を外へ出す必要があると感じました。
そこで今回は、壁に穴を開けて小型のパイプファンを後付けし、トイレ内の臭いを外へ排出できるようにしてみることにしました。
窓だけでは臭いの換気が間に合わなくなった

窓を開けても換気が間に合わず、トイレの臭いが廊下や玄関まで広がってしまうイメージです。
トイレには窓がありますが、実際に使ってみると、窓だけで臭いをすぐに逃がすのは難しいと感じました。
特に、トイレを汚してしまったあとや掃除をした直後は、しばらく臭いが残りやすくなります。
窓を開けても風がなければ空気はなかなか入れ替わりませんし、雨の日や寒い時期は開けっぱなしにもできません。
その結果、トイレのドアを開けたタイミングで臭いが廊下へ流れてしまい、玄関付近まで気になることもありました。
「これは窓まかせではなく、換気扇で強制的に外へ排気した方がいい」と感じたのが、今回のきっかけです。
業者ではなくDIYで取り付けてみることにした

業者に頼むと費用がかかるため、今回は換気扇本体・塩ビパイプ・ガラリ・工具をそろえてDIYで取り付けることにしました。
トイレ換気扇の後付けは、業者に依頼することもできます。
ただ、今回は自宅のトイレで、壁に穴を開ける位置や電源の取り方を確認しながら進められそうだったので、できる範囲はDIYでやってみることにしました。
作業の流れは、壁に穴を開けて、VU100の塩ビパイプを通し、外壁側にガラリを取り付け、室内側に換気扇を固定するという内容です。
工具がそろっていれば、材料代はそこまで高くありません。
ただし、実際にやってみると失敗もありました。
特に大きかったのが、VU100の塩ビパイプを通す穴のサイズです。
「100mmのパイプだから110mmの穴で入るだろう」と思っていたのですが、実際にはVU100の外径が約114mmあり、110mmのホルソーで開けた穴には入りませんでした。
この記事では、トイレに換気扇をDIYで後付けした流れと、実際にやって分かった失敗点・注意点をまとめます。
トイレまわりでは、以前に排水桝の紙残りが気になり、防水モルタルでDIY補修したこともあります。
トイレの流れが悪い、排水桝にトイレットペーパーが残る場合は、こちらの記事も参考にしてください。
今回取り付けた換気扇と用意した材料

今回用意したPanasonicのパイプファンFY-08PD9SDと110mmホルソー。このあと、VU100塩ビパイプには110mm穴では小さいことが分かりました。
今回取り付けたのは、Panasonic パイプファン FY-08PD9SDです。
トイレに換気扇を新規で後付けするため、換気扇本体だけでなく、壁の中に通す塩ビパイプ、外壁側に取り付けるガラリ、電源用のVVFケーブル、穴あけ工具やコーキング材なども用意しました。
実際に作業してみると、換気扇本体選びよりも、壁に開ける穴のサイズと外壁側の防水処理がかなり重要だと感じました。
特に失敗したのが、VU100の塩ビパイプを通す穴のサイズです。
「100mmのパイプだから110mmの穴で入るだろう」と思っていたのですが、実際には入りませんでした。
これから同じようにトイレ換気扇をDIYで後付けする方は、材料をそろえる段階で、パイプの外径とホルソーのサイズを必ず確認しておいた方がいいです。
Panasonic FY-08PD9SDを選んだ理由

Amazonで購入したPanasonic FY-08PD9SDを開封。取り付け前に本体の向きや配線部分を確認しておきます。
今回選んだ換気扇は、Panasonicのパイプファン FY-08PD9SDです。
ホームセンターで見てみると、トイレや洗面所に使えそうな小型換気扇はいくつかありました。
Panasonic、三菱、その他メーカーのものがありましたが、今回は国産メーカーで安心感があり、価格的にも選びやすかったPanasonicのものを選びました。
もう一つ大きな理由は、本体にスイッチが付いているタイプだったことです。
今回のように、もともと換気扇が付いていないトイレへ新規で取り付ける場合、壁に換気扇用のスイッチはありません。
壁スイッチまで新しく作ろうとすると、配線の取り回しがかなり面倒になります。
その点、本体スイッチ付きのタイプなら、換気扇本体側でON・OFFできるので、今回のような後付けDIYには使いやすいと感じました。
もちろん、電源接続には電気工事士の資格が必要ですが、換気扇本体の選び方としては、新規後付けならスイッチ付きタイプを選ぶと作業計画が立てやすいです。
施工前には、Panasonic公式の商品情報や施工説明書も確認しました。
換気扇は品番によって仕様や接続方法が異なるため、取り付け前に必ず公式資料を確認しておくと安心です。
参考:Panasonic FY-08PD9SD 公式商品ページ
今回使ったPanasonic FY-08PD9SDはこちらです。
本体スイッチ付きなので、トイレに換気扇を新規で後付けしたい場合に使いやすいタイプだと感じました。
▶ Panasonic FY-08PD9SDをAmazonで確認する
VU100塩ビパイプ・ガラリ・VVFケーブル

外壁側に取り付ける丸型フード付きガラリ。換気口から雨水や虫が入りにくくなるように選びました。
換気扇本体以外に用意した主な材料は、VU100の塩ビパイプ、外壁用のガラリ、VVFケーブルです。
塩ビパイプは、室内側の換気扇から外壁側まで空気を通すために使います。
今回はVU100の塩ビパイプを用意しました。
1mのものを購入しましたが、実際に使う長さは壁の厚みに合わせるので、30cmほどあれば足りる感じでした。
外壁側には、丸型フード付きのガラリを取り付けました。
ガラリは、外壁側から雨水や虫が入りにくくするための部材です。
最初は「ガラリ」という名前にあまりなじみがありませんでしたが、外壁用の換気フードと考えると分かりやすいです。
電源用には、コンセントから換気扇まで通すためにVVFケーブルを用意しました。
今回は、できれば露出配線にしたくなかったので、壁の中を通して隠ぺい配線にする予定で作業しました。
ただし、コンセントやVVFケーブルを扱う電気工事は、第二種電気工事士の資格が必要です。
資格がない場合は、換気扇本体の取り付けや穴あけまでDIYで行い、電源接続だけは電気工事業者に依頼した方が安全です。
材料をまとめると、今回使ったものは以下です。
・Panasonic パイプファン FY-08PD9SD
・VU100 塩ビパイプ
・外壁用ガラリ 丸型フード GSN100S-HL
・VVFケーブル
・変成シリコンシーラント
・マスキングテープ
・マスカー
外壁側には、雨水や虫の侵入を防ぐために丸型フード付きのガラリを取り付けました。
外まわりの部材なので、コーキングとセットで考えておくと安心です。
必要だった工具一覧
今回の作業で使った工具は、換気扇本体の取り付けというより、壁に穴を開けるための工具が中心です。
特に必要だったのは、振動ドリル、ホルソー、ロングドリルビット、下地探しです。
壁に穴を開ける前には、下地探しで桟木や間柱がないか確認しました。
ここを確認せずに穴を開けると、壁の中の木材に当たってしまったり、思った位置にパイプを通せなかったりする可能性があります。
また、外壁側の位置を出すために、室内側から5mmのロングドリルビットで下穴を開けました。
その穴を目印にして、外側からホルソーで穴を開ける流れです。
今回使った工具は以下です。
・振動ドリル
・ホルソー
・5mmロングドリルビット
・下地探し
・VVFストリッパー
・プラスドライバー
・マイナスドライバー
・掃除機
・グラインダー
・カッター
・コーキング用ヘラ
工具の中でも、特に重要だと感じたのは下地探しです。
換気扇の取り付け位置からコンセントまで、壁の中が空洞になっているか確認する場面でも使いました。
実際、トイレットペーパーホルダー付近で下地の反応があり、VVFケーブルが通るか少しヒヤッとしました。
結果的には通せましたが、下地探しを使わずに作業していたら、もっと不安だったと思います。
壁に穴を開ける前に、下地探しは必ず使った方がいいです。
見た目では分からなくても、壁の中には桟木や間柱があります。
失敗を防ぐならVU100用に115mmホルソーを用意した方がいい
今回の作業で一番失敗したのが、ホルソーのサイズ選びです。
最初に使ったのは、110mmのホルソーでした。
100mmの塩ビパイプに100mmのホルソーでは入らないことは分かっていました。
ただ、Panasonicのオプション部材として専用パイプ「FY-PAP041」があり、そのパイプ径が110mmだったため、今回は110mmの穴を開ければ大丈夫だと思い込んでしまいました。
ところが、実際に用意したVU100の塩ビパイプを差し込もうとすると、穴に入りません。
ここであらためて確認すると、VU100の外径は約114mmありました。
つまり、110mmのホルソーで開けた穴では小さかったということです。
結局、室内側の石膏ボードも、外壁側のサイディングも、開けた穴をカッターで少しずつ削って広げることになりました。
これが地味に大変でした。
穴をあとから削って広げると、作業時間も増えますし、仕上がりもきれいになりにくいです。
今回の失敗から言えるのは、専用パイプのサイズと、実際に使う塩ビパイプの外径は必ず確認した方がいいということです。
VU100を使うなら、110mmではなく、115mmのホルソーを用意した方が安心です。
最初から115mmで開けていれば、塩ビパイプを差し込む作業はかなり楽だったと思います。
今回一番後悔したのが、110mmホルソーで開けてしまったことです。
Panasonicの専用パイプなら110mmで合うかもしれませんが、VU100の塩ビパイプを使うなら115mmのホルソーを用意した方が安心です。
▶ VU100向けの115mmホルソーをAmazonで確認する
取り付け位置はコンセント上に決めた

コンセントから電源を取りやすいように、換気扇の取り付け位置をコンセント上に決めました。
換気扇を後付けするうえで、最初に悩んだのが取り付け位置です。
最初はトイレの窓上に付ける予定でしたが、今回はトイレ内にコンセントがありました。
露出配線にせず、できれば壁の中を通してすっきり取り付けたかったので、最終的にコンセントの上あたりに換気扇を取り付けることにしました。
取り付け位置は、コンセントから約100cm上のあたりです。
最初は窓上に付ける予定だった

最初はトイレの窓上に換気扇を取り付ける予定でしたが、電源の取りやすさを考えて位置を変更しました。
最初は、トイレの窓上に換気扇を付けようと考えていました。
高い位置に付けた方が、臭いや湿気を外へ出しやすそうに感じたからです。
ただ、窓上に付けるとなると、電源をどう取るかが問題になります。
もともと換気扇用のスイッチや電源があるわけではないので、新しく配線を回す必要があります。
見た目も考えると、露出配線はできれば避けたいところでした。
コンセントから電源を取りやすい位置に変更

最初は窓上に取り付ける予定でしたが、電源の取り回しを考えて、既存コンセントに近い位置へ変更しました。
トイレ内にはコンセントがあったので、そこから電源を取る計画に変更しました。
コンセントの近くに換気扇を付ければ、配線距離を短くできます。
さらに、壁の中が空洞であれば、VVFケーブルを通して隠ぺい配線にできます。
今回は見た目をすっきりさせたかったので、コンセント上の位置に取り付けることにしました。
ただし、コンセントから電源を取る作業やVVFケーブルの接続は、第二種電気工事士の資格が必要です。
資格がない場合は、電源接続だけは電気工事業者に依頼してください。
下地探しで壁の中を確認したらヒヤッとした

下地探しで壁の中を確認。トイレットペーパーホルダー付近で反応があり、VVFケーブルが通るか少しヒヤッとしました。
取り付け位置を決める前に、下地探しを使って壁の中を確認しました。
換気扇の穴を開ける場所に、間柱や桟木があると困るからです。
さらに今回は、コンセントから換気扇までVVFケーブルを通したかったので、壁の中が空洞になっているかも確認しました。
すると、トイレットペーパーホルダー付近で下地の反応がありました。
この時は少しヒヤッとしました。
もし途中でケーブルが通らなければ、隠ぺい配線はできません。
実際には、換気扇用の穴を開けたあとにVVFケーブルを通してみたところ、無事にコンセントまで通すことができました。
室内側の壁に穴を開ける

室内側の壁に110mmホルソーで穴あけ。このあと、VU100の塩ビパイプには穴が小さいことが分かりました。
取り付け位置が決まったら、いよいよ室内側の壁に穴を開けていきます。
ここは今回の作業の中でも、かなり緊張したポイントです。
一度穴を開けてしまうと簡単には元に戻せないので、穴を開ける位置、壁の中の下地、パイプのサイズは慎重に確認する必要があります。
実際に作業してみると、穴あけ自体はゆっくり進めれば難しくありませんでした。
ただし、今回はホルソーのサイズ選びで失敗しました。
下地・間柱・桟木がないか確認する

室内側の壁に穴を開けた状態。壁の中には断熱材があったので、穴あけ時に巻き込まないよう慎重に作業しました。
まずは、穴を開ける位置に下地・間柱・桟木がないかを確認しました。
壁の中に木材がある場所へ穴を開けてしまうと、ホルソーが当たって作業しにくくなるだけでなく、換気扇や塩ビパイプを予定どおり取り付けできなくなる可能性があります。
今回は下地探しの工具を使い、穴を開ける場所と、その奥の壁側に障害物がないかを慎重に確認しました。
特に今回は、コンセントから換気扇までVVFケーブルを壁の中に通したかったので、配線ルートも含めて確認しました。
壁の中は見えないので、ここを適当に進めるのはかなり危険です。
穴あけ前に下地探しで確認しておくと、作業中の不安がかなり減ります。
110mmホルソーで穴あけした

最初に用意した110mmホルソー。Panasonicの専用パイプ径を参考にしましたが、VU100塩ビパイプには穴径が足りませんでした。
位置決めができたら、110mmのホルソーを使って室内側の壁に穴を開けました。
壁は石膏ボードだったので、作業自体は振動ドリルにホルソーを付けて、ゆっくり削るように進めていきます。
ここで大事なのは、力を入れて一気に押し込まないことです。
ホルソーを軽く押し当てながら、少しずつ穴を開けていきました。
石膏ボードの裏には断熱材が入っていたので、ホルソーで巻き込まないように注意しました。
断熱材を巻き込むと、穴が汚くなったり、ホルソーが引っかかったりする可能性があります。
焦らず、ゆっくり作業するのが大事だと感じました。
ここで失敗:VU100は110mm穴では通らなかった

110mmホルソーで穴を開けましたが、VU100塩ビパイプは外径約114mmあるため通りませんでした。VU100を使う場合は115mm前後の穴あけが必要です。
穴あけ自体はできたのですが、ここで今回一番の失敗が出ました。
開けた110mmの穴に、用意していたVU100の塩ビパイプが通りません。
最初から「100mmの塩ビパイプに100mmの穴では入らない」ということは分かっていました。
ただ、Panasonicのオプション部材として専用パイプ「FY-PAP041」があり、そのパイプ径が110mmだったため、110mmの穴を開ければいけると思い込んでしまいました。
ところが、実際に使ったVU100の塩ビパイプは外径が約114mmあります。
つまり、110mmのホルソーで開けた穴では小さかったということです。
ここは完全に確認不足でした。
専用パイプのサイズを見て安心してしまい、実際に使うVU100の外径を測らずに作業してしまったのが失敗です。
結果的に、開けた穴をカッターで少しずつ削って広げることになりました。
石膏ボード側だけならまだよかったのですが、外壁側も同じように110mmで開けていたため、サイディング材もカッターでガリガリ削って調整することになりました。
最後はコーキングで隙間を埋めて仕上げましたが、最初からサイズを確認していれば、余計な手間はかなり減らせたと思います。
VU100を使うなら115mm前後の穴あけが必要

VU100塩ビパイプは外径が約114mmあるため、110mmの穴では通りません。VU100を使う場合は、115mm前後のホルソーで穴を開けるのが目安です。
今回の失敗から分かったのは、VU100の塩ビパイプを使うなら、110mmではなく115mm前後の穴あけが必要ということです。
VU100は呼び径が100なので、名前だけ見ると100mmのパイプのように感じます。
しかし、実際に穴を開ける時に見るべきなのは、呼び径ではなく外径です。
今回使ったVU100は外径が約114mmだったので、110mmの穴では入りませんでした。
これから同じようにトイレ換気扇をDIYで後付けするなら、VU100を使う場合は115mmのホルソーを用意した方が安心です。
あとからカッターで削って広げることもできますが、作業時間が増えますし、仕上がりもきれいになりにくいです。
特に外壁がサイディングの場合、削って調整するのは意外と大変です。
最初から115mmで開けておけば、塩ビパイプを通す作業はかなり楽だったと思います。
ここは、今回の作業で一番伝えたい失敗ポイントです。
私は110mmホルソーで開けてしまい、あとからカッターで穴を広げることになりました。
同じ失敗を避けるなら、VU100の外径を確認したうえで、115mm前後のホルソーを用意しておくと作業がかなり楽になります。
外壁側にも穴を開ける

室内側の穴が開いたら、次は外壁側にも穴を開けます。
外壁の穴は、室内側の穴よりも少し下になるように、わずかに勾配をつけて開けました。
理由は、雨水が室内側へ流れ込まないようにするためです。
換気扇の外側にはガラリを取り付けますが、外壁に穴を開ける以上、防水のことは必ず考えておく必要があります。
今回は、内側から塩ビパイプを差し込んで外壁側の位置を確認し、外へ向かって少し下がるように穴位置を決めました。
壁に穴を開けて配管を通す作業は、エアコン配管まわりのDIYでも考え方が近いです。
エアコン配管セットの長さや選び方については、こちらの記事でもまとめています。
室内側から外壁の中心をマーキング

室内側から外壁側の中心を確認し、5mmのロングドリルビットで下穴を開けました。
外壁側の穴位置は、いきなり外から決めるのではなく、室内側から確認しました。
まず、室内側の穴にVU100の塩ビパイプを差し込みます。
その状態で外壁側の位置を確認し、塩ビパイプの中に手を入れて、壁裏の中心付近にマーキングしました。
位置が決まったら、いったん塩ビパイプを外します。
そして、マーキングした部分を目印に、5mmのロングドリルビットで室内側から外壁側へ下穴を開けました。
この下穴を開けておくと、外に回ったときにホルソーの中心を合わせやすくなります。
感覚だけで外壁側の位置を決めると、室内側の穴とずれる可能性があるので、先に小さな下穴を開けて中心を出しておくと安心です。
室内側から外壁の中心を出す時は、5mm前後のロングドリルビットがあると位置合わせしやすいです。
短いドリルビットでは外壁まで届かない場合があるので、壁を貫通させる下穴用に1本あると便利です。
雨水が入らないように少し外下がりにする

雨水が室内側へ流れ込まないように、外壁側が少し低くなるよう意識して穴位置を決めました。
外壁側の穴は、室内側の穴とまったく水平ではなく、少しだけ外側へ下がるようにしました。
これは、雨水がトイレ内へ流れ込まないようにするためです。
パイプが室内側に向かって下がっていると、万が一ガラリまわりから雨水が入った場合、室内側へ流れてしまう可能性があります。
そのため、今回は外壁側が少し低くなるように、塩ビパイプの角度を確認しながら位置を決めました。
ほんの少しの勾配ですが、外壁に穴を開けるDIYでは大事なポイントだと感じました。
防水はあとでコーキングでも行いますが、パイプの向きそのものも外下がりにしておくと安心です。
サイディング外壁の穴あけで気を付けたこと

外壁側にも穴が開いた状態。VU100を通す場合は、110mmではなく115mm前後の穴あけが必要でした。
外に回ったら、室内側から開けた下穴を中心にして、サイディング外壁にホルソーで穴を開けました。
外壁は室内の石膏ボードよりも失敗した時のダメージが大きいので、ここはかなり慎重に作業しました。
ホルソーを強く押し付けず、中心がずれないように軽く当てながら、少しずつ削るように開けていきます。
ただ、ここでも室内側と同じ失敗がありました。
最初に110mmホルソーで開けてしまったため、VU100の塩ビパイプがそのままでは通りませんでした。
外壁側もカッターで少しずつ削って広げることになりましたが、サイディング材をあとから削るのは思ったより大変です。
最後は変成シリコンで隙間を埋めて防水処理しましたが、最初からVU100に合う115mm前後のホルソーを使っていれば、かなり楽だったと思います。
これから同じ作業をするなら、VU100を使う場合は、外壁側も115mm前後のホルソーで開けるのがおすすめです。
VU100塩ビパイプを通してコーキングする
外壁側の穴が開いたら、次は通気口になるVU100塩ビパイプを壁に通していきます。
今回は、壁の厚みと外下がりの勾配に合わせて塩ビパイプをカットし、室内側から外壁側まで通しました。
パイプを通したあとは、壁との隙間に変成シリコンを充填して、防水と固定を兼ねて仕上げます。
ここは見た目よりも、雨水が入らないこととパイプがしっかり固定されることを重視しました。
ただ、この作業でもひとつ失敗がありました。
それが、換気扇本体を固定するための当て木を入れ忘れたことです。
塩ビパイプを長さに合わせてカット

VU100塩ビパイプを壁の厚みに合わせてカット。長すぎても短すぎても納まりが悪くなるので、仮合わせしながら調整しました。
VU100の塩ビパイプは、壁の厚みに合わせてカットしました。
今回は1mの塩ビパイプを用意しましたが、実際に使う長さは壁の厚み分だけです。
パイプを長すぎるまま入れると、室内側や外壁側で邪魔になります。
逆に短すぎると、換気扇本体や外壁側のガラリとの納まりが悪くなります。
そのため、実際に穴へ仮合わせしながら、必要な長さを確認しました。
カットにはグラインダーを使いました。
切断面は多少バリが出るので、取り付け前に軽く整えておくと作業しやすいです。
また、外壁側へ少し下がるように勾配をつけたかったので、パイプの長さだけでなく、差し込む角度も確認しながら合わせました。
変成シリコンで隙間を埋める

VU100塩ビパイプを差し込んだあと、変成シリコンで隙間を埋めました。防水のためにも、外壁側は特にしっかり処理します。
塩ビパイプを穴に差し込んだら、壁との隙間に変成シリコンを充填しました。
目的は、隙間埋めと防水です。
特に外壁側は、雨水が壁の中に入ると困るので、しっかり埋める必要があります。
今回はパイプまわりにマスキングテープを貼ってから、変成シリコンを充填しました。
換気扇本体やガラリを取り付けると隠れる部分もありますが、マスキングしておくと仕上がりがかなり違います。
DIYでも、コーキング作業ではマスキングテープを使った方がきれいに仕上がります。
充填したあとは、ヘラでならして隙間を埋めました。
この部分は見た目だけでなく、防水にも関わるので、雑に済ませない方がいいと感じました。
外壁まわりの隙間埋めには、変成シリコンを使いました。
雨水の侵入を防ぐためにも、パイプまわりやガラリまわりのコーキングはしっかり行った方が安心です。
コーキングをきれいに仕上げたい場合は、マスキングテープで養生してから作業するとかなり楽です。
ここでも失敗:換気扇固定用の当て木を忘れた

塩ビパイプを固定したあとで、換気扇本体固定用の当て木を入れ忘れたことに気づきました。ここは今回の反省点です。
ここでも、ひとつやらかしました。
本来なら、塩ビパイプを固定する前に、換気扇本体をビスで固定するための当て木を壁の裏側に入れておくべきでした。
換気扇本体は室内側の壁に固定するので、ビスがしっかり効く下地がある方が安心です。
ところが、塩ビパイプを穴に差し込み、変成シリコンで充填したあとに気づきました。
「あ、当て木を入れるの忘れた……」
この時点では、もうパイプまわりをコーキングしてしまっていたので、今さら戻るのはかなり面倒です。
今回はそのまま作業を続行することにしました。
結果的には石膏ボードにビスで固定しましたが、もしあとでネジが効かなくなったら、ボードアンカーで固定し直すつもりです。
今回の反省点として、塩ビパイプを固定する前に、
・換気扇本体をどこにビス固定するか
・壁裏に当て木を入れられるか
・石膏ボードだけで固定して大丈夫か
ここまで先に確認しておけばよかったです。
これから同じ作業をする方は、パイプをコーキングする前に、換気扇本体の固定方法を確認しておくことをおすすめします。
外壁にガラリを取り付ける
VU100塩ビパイプを通してコーキングまで終わったら、外壁側に丸型フード付きガラリを取り付けます。
ガラリは、外壁側の換気口に取り付けるカバーのような部材です。
換気した空気を外へ排出しながら、雨水や虫が入りにくくなるようにする役割があります。
今回は、外壁側からガラリを差し込み、まわりを変成シリコンでコーキングして固定しました。
これで、外壁側の作業はひとまず完了です。
ガラリとは外壁側の換気フードのこと
正直、最初は「ガラリ」という名前にあまりピンときませんでした。
外壁用の換気フード、と言われた方が分かりやすいかもしれません。
今回使ったのは、丸型フード付きのガラリです。
外壁の換気口に取り付けることで、排気口をそのままむき出しにせず、見た目も整えることができます。
また、フードが付いているので、雨が直接入りにくくなるのも大きなポイントです。
トイレ換気扇を後付けする場合、室内側の換気扇だけでなく、外壁側の出口処理も大事だと感じました。
雨水・虫の侵入を防ぐためにコーキング

外壁側のガラリ取り付け完了。換気口の出口をカバーしながら、雨水や虫の侵入を防ぐ役割があります。
ガラリは外壁側から差し込んで取り付けました。
ただ差し込むだけでは、壁との間にすき間が残ります。
そのままだと、雨水や小さな虫が入り込む可能性があるため、まわりに変成シリコンを充填しました。
今回は、ガラリの外周にコーキングを入れて、壁とガラリを固定するようなイメージで仕上げています。
外壁側なので、見た目よりもまずは防水優先です。
ただ、コーキングがはみ出しすぎると見た目が悪くなるので、できればマスキングテープで養生してから作業した方がきれいに仕上がります。
外側の見た目と防水処理が大事

外壁側に丸型フード付きガラリを取り付けます。雨水や虫が入りにくくなるように、まわりは変成シリコンで防水処理します。
外壁側は、完成後に外から見える部分です。
そのため、ガラリの向きや位置が曲がっていないかを確認しながら取り付けました。
見た目だけなら多少のズレでも気にならないかもしれませんが、外壁に穴を開けている以上、防水処理は手を抜けません。
特に今回のようにサイディング外壁へ穴を開けた場合、ガラリまわりのすき間から雨水が入らないように、変成シリコンでしっかり埋めておくことが大切です。
ガラリを取り付けると、外から見た仕上がりも一気に換気口らしくなりました。
これで外壁側の作業は完了です。
今回使ったような丸型フード付きガラリは、外壁側の換気口を仕上げるために必要な部材です。
雨水や虫の侵入を防ぐためにも、換気扇本体だけでなく外壁側の部材も一緒に用意しておくと安心です。
電源を接続して動作確認する

換気扇本体の端子部分を確認しながら、施工説明書に従って配線を接続します。
外壁側のガラリまで取り付けたら、次は換気扇の電源接続です。
今回は、トイレ内にある既存コンセントから、換気扇までVVFケーブルを通して接続しました。
できれば露出配線にはしたくなかったので、壁の中を通して隠ぺい配線にしています。
ただし、ここから先は電気工事になります。
コンセントやVVFケーブルを扱う作業は、第二種電気工事士の資格が必要です。
私はペーパーではありますが、第二種電気工事士の資格を持っているため、自分で作業しました。
資格がない場合は、換気扇本体の取り付けまでDIYで行い、電源接続だけは電気工事業者に依頼してください。
電気工事は第二種電気工事士の資格が必要

Panasonic FY-08PD9SDの本体裏側。内蔵スイッチ付きタイプなので、施工説明書を確認しながら接続しました。
換気扇の取り付け作業の中で、特に注意が必要なのが電源接続です。
壁に穴を開けたり、塩ビパイプやガラリを取り付けたりする作業とは違い、コンセントから電源を取る作業は電気工事になります。
今回のように、既存コンセントからVVFケーブルを使って換気扇へ電源を送る場合、第二種電気工事士の資格が必要です。
作業前には必ずブレーカーを落とし、電気が来ていないことを確認してから作業します。
ここを適当にやると、感電やショート、火災につながる可能性があります。
DIY記事ではありますが、電気工事だけは無理に自分でやらない方がいいです。
資格がない場合は、電源接続だけ電気工事業者に依頼するのが安全です。
コンセントからVVFケーブルで接続

既存コンセントから換気扇までVVFケーブルを通しました。電源接続は第二種電気工事士の資格が必要です。
※コンセントやVVFケーブルを扱う電気工事は、第二種電気工事士の資格が必要です。無資格での作業は行わず、必要に応じて電気工事業者へ依頼してください。
今回は、トイレ内の既存コンセントから換気扇まで、VVFケーブルを通して接続しました。
コンセントまわりのカバーを外し、壁の中を通したVVFケーブルを換気扇側まで引き込みます。
このとき、事前に下地探しで確認していた壁内のルートを通せたので、露出配線にせずに済みました。
換気扇側は、Panasonic FY-08PD9SD本体の端子部分に配線を接続します。
換気扇本体には内蔵スイッチがあるため、スイッチ付きタイプとして配線図を確認しながら作業しました。
コンセント側も換気扇側も、接続は必ず施工説明書や本体表示を確認しながら行います。
今回の作業では、コンセント側の表示や換気扇側の結線図を見ながら接続しましたが、ここは機種や配線状況によって異なる可能性があります。
そのため、記事内では具体的な線色だけで判断せず、必ずメーカーの施工説明書と現場の配線を確認することをおすすめします。
ブレーカーを戻してスイッチON
配線の接続が終わったら、カバーを戻す前に動作確認をしました。
まず、接続部分にゆるみがないか確認します。
そのうえで、ブレーカーを戻し、換気扇本体のスイッチをONにします。
無事にファンが回れば、電源接続は完了です。

Panasonic FY-08PD9SDの取り付け完了。スイッチを入れると問題なく換気扇が動作しました。
今回は、スイッチを入れると問題なく換気扇が動作しました。
壁に穴を開けて、塩ビパイプを通して、外壁側にガラリを付けて、最後に換気扇が回った時はかなり安心しました。
ここまでくると、ようやく「ちゃんと換気できる状態になった」と実感できます。
あとは換気扇本体を壁に固定し、カバーを取り付ければ完成です。
完成後、トイレの臭いは改善した?

実際にやってみると効果はありましたが、穴あけサイズや固定方法など、事前に知っておけばよかった注意点もありました。
換気扇を取り付けたあと、トイレの臭いはかなり改善しました。
以前は、トイレを使ったあとに臭いがこもり、ドアを開けると廊下や玄関付近まで気になることがありました。
窓を開けても換気が間に合わないことがありましたが、換気扇を付けてからは、トイレ内の空気を外へ出せるようになったので、臭い残りがかなり少なくなったと感じています。
小型のパイプファンなので、最初は「これで本当に効果があるのかな?」とも思いました。
でも実際に使ってみると、トイレの臭い対策としては十分効果を感じています。
小型換気扇でも十分効果を感じた

小型の換気扇でも、トイレ内の空気を外へ出せるようになり、臭い残りがかなり気にならなくなりました。
今回取り付けたのは、Panasonicの小型パイプファンです。
サイズとしては大きな換気扇ではありませんが、トイレの空気を外へ排出するには十分だと感じました。
トイレは部屋の広さ自体がそこまで大きくないので、小型の換気扇でも空気の流れができるだけでかなり違います。
特に、窓だけに頼っていた時と比べると、臭いがこもりにくくなりました。
今までは、窓を開けても風がなければ空気があまり動かず、臭いが残ることがありました。
換気扇を付けたことで、スイッチを入れれば強制的に外へ排気できるようになったのが大きいです。
廊下や玄関の臭いが気にならなくなった
取り付け前は、トイレ内だけでなく、廊下や玄関付近まで臭いが気になることがありました。
特にトイレのドアを開けたタイミングで、こもった臭いが外へ流れてしまうのが気になっていました。
換気扇を取り付けてからは、トイレ内の空気を外へ逃がせるようになったため、廊下や玄関まで臭いが広がる感じはかなり減りました。
もちろん、汚れた時は掃除が必要です。
換気扇を付けたからといって、掃除をしなくてよくなるわけではありません。
ただ、掃除をしたあとに残る臭いや、トイレ内にこもる空気を外へ出せるようになったことで、かなり快適になりました。
今回DIYで取り付けてよかったと感じた一番のポイントです。
工具があれば1万円台でも施工できる

工具を持っている場合は、材料代1万円台でも施工可能です。工具を一からそろえる場合や電源接続を業者に依頼する場合は、別途費用がかかります。
今回の作業は、工具がそろっていれば、材料代としては1万円台でも十分狙える内容だと思います。
用意した主なものは、換気扇本体、VU100塩ビパイプ、外壁用ガラリ、VVFケーブル、変成シリコンなどです。
ただし、振動ドリルやホルソー、グラインダー、下地探しなどを一からそろえる場合は、当然その分の費用がかかります。
なので、費用感としては、
・工具を持っている人:材料代1万円台でも狙える
・工具を一からそろえる人:工具代も含めて考える必要あり
・電気工事の資格がない人:電源接続は業者依頼が必要
という感じです。
特に注意が必要なのは、電源接続です。
コンセントからVVFケーブルで換気扇に電源を送る作業は、第二種電気工事士の資格が必要です。
無資格の場合は、壁穴あけやガラリ取り付けまでDIYで行い、電源接続だけ電気工事業者に依頼するのが安全です。
工具がそろっていて、電気工事の資格もある人なら、トイレ換気扇の後付けDIYは費用を抑えやすい作業だと感じました。
トイレ換気扇の後付けDIYで失敗しないポイント
今回、トイレに換気扇をDIYで後付けしてみて、作業自体は工具があれば十分できる内容だと感じました。
ただし、実際にやってみると「先に確認しておけばよかった」と思うポイントもありました。
特に注意したいのは、VU100塩ビパイプの外径、換気扇本体の固定方法、外壁側の防水処理、電気工事の資格です。
ここを適当に進めてしまうと、穴を広げる手間が増えたり、雨水が入る原因になったり、電気工事で危険な作業になってしまう可能性があります。
これから同じようにトイレ換気扇を後付けする方は、以下の4つを先に確認しておくと失敗を減らせます。
VU100の外径は必ず確認する

VU100の塩ビパイプは110mmの穴では入らない
今回一番の失敗は、VU100塩ビパイプの外径確認不足でした。
Panasonicの専用パイプ「FY-PAP041」が110mmだったため、110mmホルソーで穴を開ければ大丈夫だと思い込んでしまいました。
しかし、実際に使ったVU100の塩ビパイプは外径が約114mmあります。
そのため、110mmの穴では通りませんでした。
結果的に、室内側の石膏ボードも、外壁側のサイディングも、あとからカッターで削って広げることになりました。
これが地味に大変でした。
VU100を使うなら、最初から115mm前後のホルソーを用意しておいた方が作業はかなり楽です。
換気扇本体の「100mm対応」という表示だけで判断せず、実際に通すパイプの外径を必ず確認することが大事です。
先に当て木・固定方法を考える
もう一つの失敗が、換気扇本体を固定するための当て木を入れ忘れたことです。
本来なら、塩ビパイプを固定する前に、換気扇本体をビスで固定する位置を確認して、壁裏に当て木を入れられるか考えておくべきでした。
ところが今回は、塩ビパイプを穴に差し込み、変成シリコンでコーキングしたあとに、
「あ、当て木を入れるの忘れた」
と気づきました。
この時点では、もう戻るのが面倒だったので、そのまま作業を続行しました。
結果的には石膏ボードにビス固定しましたが、もしネジが効かなくなったらボードアンカーで固定し直す予定です。
これから作業するなら、パイプを固定する前に、
・換気扇本体のビス位置
・壁裏に当て木を入れられるか
・石膏ボードだけで固定して大丈夫か
・必要ならボードアンカーを使うか
ここまで先に確認しておくと安心です。
外壁側は必ず防水を意識する
外壁側の作業では、防水処理がかなり大事です。
外壁に穴を開ける以上、すき間から雨水が入らないようにしなければなりません。
今回は、外壁側が少し低くなるようにパイプに勾配をつけ、ガラリまわりとパイプまわりを変成シリコンでコーキングしました。
パイプが室内側へ下がっていると、万が一雨水が入り込んだ時に、トイレ側へ流れてしまう可能性があります。
そのため、外壁側へ少し下がるように取り付けることを意識しました。
また、ガラリを取り付けるだけでなく、まわりのすき間をしっかりコーキングすることも大切です。
見た目だけでなく、雨水や虫の侵入を防ぐ意味でも、外壁側の防水処理は手を抜かない方がいいです。
配線作業は資格が必要
最後に一番大事なのが、電源接続には第二種電気工事士の資格が必要という点です。
今回のように、既存コンセントからVVFケーブルを使って換気扇へ電源を送る作業は電気工事になります。
私は第二種電気工事士の資格を持っているため自分で作業しましたが、資格がない場合は無理に作業しない方がいいです。
感電やショート、火災につながる可能性もあります。
壁に穴を開ける、塩ビパイプを通す、ガラリを取り付けるところまではDIYで行い、電源接続だけ電気工事業者に依頼する方法もあります。
DIYで費用を抑えたい気持ちはありますが、電気工事だけは安全を優先した方がいいです。
まとめ:トイレ換気扇の後付けDIYは臭い対策にかなり効果あり
今回は、自宅のトイレにPanasonic FY-08PD9SDをDIYで後付けしました。
きっかけは、トイレに窓はあるものの、臭いの換気が間に合わなくなってきたことです。
窓を開けても風がない日や雨の日は空気がなかなか入れ替わらず、トイレ内にこもった臭いが廊下や玄関付近まで気になることがありました。
そこで、壁に穴を開けてVU100塩ビパイプを通し、外壁側にガラリを取り付け、室内側に換気扇を後付けしました。
実際に使ってみると、小型の換気扇でも臭い対策としてはかなり効果を感じました。
トイレ内の空気を外へ排出できるようになったことで、以前のように臭いがこもる感じがかなり減りました。
ただし、作業中には失敗もありました。
特に大きかったのが、VU100塩ビパイプの穴径ミスです。
Panasonicの専用パイプが110mmだったため、110mmホルソーで開ければ大丈夫だと思い込んでしまいました。
しかし、実際に使ったVU100塩ビパイプは外径が約114mmあり、110mmの穴では通りませんでした。
結局、室内側の石膏ボードも外壁側のサイディングも、あとからカッターで削って広げることになりました。
VU100を使うなら、最初から115mm前後のホルソーを用意しておいた方が作業はかなり楽です。
また、塩ビパイプを固定する前に、換気扇本体をどう固定するかも考えておくべきでした。
今回は当て木を入れ忘れてしまい、結果的に石膏ボードへ固定する形になりました。
外壁側は、雨水が入らないように少し外下がりにして、パイプまわりやガラリまわりを変成シリコンでしっかりコーキングしました。
外壁に穴を開けるDIYでは、見た目以上に防水処理が大事だと感じます。
工具がそろっていれば、材料代は1万円台でも狙える作業です。
ただし、コンセントからVVFケーブルで電源を取る作業は、第二種電気工事士の資格が必要です。
無資格の場合は、穴あけやガラリ取り付けまでDIYで行い、電源接続だけは電気工事業者に依頼した方が安全です。
今回のトイレ換気扇DIYは、穴あけサイズの失敗や当て木忘れなど反省点もありました。
それでも、完成後の臭い対策としてはかなり満足しています。
トイレに窓はあるけれど換気が間に合わない、臭いが廊下まで広がって困っているという方は、換気扇の後付けを検討してみる価値はあると思います。
同じようにDIYで取り付ける場合は、VU100の外径確認・115mm前後のホルソー・外壁防水・電気工事の資格だけは、作業前に必ず確認しておくことをおすすめします。






コメントを残す