2021年12月のある日、いつものように蛇口をひねると井戸水の様子がおかしいことに気付きました。
井戸ポンプが
・ドドドド…と脈打つ
・頻繁にON/OFFする
・水圧が安定しない
こんな症状が出ている場合、
原因は「圧力タンクの異常」の可能性が高いです。
実際に我が家でも同じ症状が出て、
最終的に圧力タンクが原因でした。
この記事では、
実際の症状 → 原因 → 対処方法まで
実体験ベースで解説します。

しかし我が家の井戸ポンプは、設置されてから 推定40年以上使用している古い機種です。
圧力タンクだけを交換する方法も考えましたが、今後のトラブルを考えて ポンプ本体ごと交換することに決めました。
しかも今回の作業は業者に依頼せず、夫婦でのDIY作業です。
深井戸ポンプの配管はかなり重く、もし手を滑らせれば井戸の中へ落ちてしまう可能性もあります。
二人で配管を支えながら慎重に作業を進める、なかなか大変な作業になりました。
この記事では、井戸ポンプの水が脈打つ原因の調査から、ポンプ交換までを夫婦DIYで行った実体験を詳しく紹介します。
同じように
-
井戸ポンプの水が脈打つ
-
ポンプが頻繁にON/OFFする
といった症状で困っている方の参考になれば幸いです。
別の築古戸建てで呼び水が原因で井戸ポンプをDIYしています。↓
井戸ポンプの水が脈打つ症状が発生|水圧が不安定になるトラブル

ある日いつものように蛇口をひねると、井戸水の出方に異変がありました。
水が 「ドドドド…」 と脈打つように出て、水圧がまったく安定しません。
ポンプの様子を確認してみると、
ON → OFF → ON → OFF
という動作を短い間隔で繰り返しており、断続的に動いている状態でした。
このように 水が脈打つ・ポンプが頻繁にON/OFFする症状は、井戸ポンプでは比較的よく起こるトラブルの一つです。
ポンプ内部の部品や圧力タンクの不具合が原因で、水圧が安定しなくなることがあります。
同じように、
– 水が脈打つ
– ポンプが頻繁に回る
– 水圧が不安定
という症状がある場合は、
圧力タンクや圧力スイッチの不具合が疑われます。
井戸ポンプが脈打つ原因を調査|まず圧力スイッチの故障を疑って交換
まず最初に疑ったのは、井戸ポンプの圧力スイッチの故障です。

圧力スイッチは、ポンプの ON/OFFを自動で制御する重要な部品。
水圧が下がるとポンプを作動させ、一定の圧力まで上がると停止させる役割があります。
井戸ポンプの水が脈打つ原因として、この圧力スイッチの不具合はよくあるトラブルの一つです。
そこで今回、圧力スイッチを新品の PS-104D に交換してみました。
しかし交換後に試運転してみても、
水の脈打ちやポンプの断続運転は改善せず。
どうやら、原因は 圧力スイッチではないようでした。
井戸ポンプの不調では、
圧力スイッチの故障もよくあるため、
まずここを疑う流れは自然です。
ただ、今回のケースでは交換しても改善せず、
原因は別にあることがわかりました。
井戸ポンプの不調は、
圧力タンク以外にも圧力スイッチや本体側が原因のことがあります。
ポンプ全体の症状や交換まで含めた流れは、
こちらの記事で詳しくまとめています👇
👉 井戸ポンプ修理DIYの全体記事はこちら
井戸ポンプ修理DIYまとめ|水が出ない原因と修理手順【実録】
井戸ポンプの圧力タンクを点検|空気圧を測定すると0MPaだった
次に疑ったのは、井戸ポンプの圧力タンクです。
圧力タンクの空気圧を測定してみると、なんと 0MPa。
本来入っているはずの空気が、完全に抜けている状態でした。
試しにタンクへ空気を補充すると、水の出方は一時的に改善。
脈打っていた水も少し安定しました。
しかし、その状態は長く続かず、しばらくすると 再び水が脈打つ症状が再発。
この時点で、井戸ポンプの不具合の原因は **圧力タンク内部の劣化(ダイヤフラム故障)**の可能性が高いと判断しました。
この時点で、
– 空気を入れると一時的に改善する
– でもまたすぐ症状が戻る
という流れだったため、
圧力タンク内部の異常を強く疑いました。
井戸ポンプの水が脈打つ原因は圧力タンクの故障だった

井戸ポンプの**圧力タンク内部には「ダイヤフラム(ゴム膜)」という部品が入っています。
このダイヤフラムは、水と空気を仕切る役割をしており、井戸ポンプの水圧を安定させる大切な部品です。
しかし長年使用していると、このゴム膜が劣化してしまい、次のような症状が出ることがあります。
・水圧が安定しない
・ポンプが頻繁にON/OFFを繰り返す
・蛇口から出る水がドドドドと脈打つ
今回の井戸ポンプもまさにこの状態でした。
圧力タンクの空気がすぐ抜けてしまうことから、内部のダイヤフラムが劣化して正常に機能していないと判断。
つまり今回の井戸ポンプの不具合の原因は、圧力タンクの故障だったというわけです。
圧力タンクは、
ポンプが作った圧力を一時的にためて、
水を安定して出すための役割があります。
ここがうまく機能しなくなると、
少し水を使っただけで圧力が落ち、
ポンプが何度も作動するようになります。
推定40年以上使ったイワヤ井戸ポンプ|長年使ったポンプの寿命を判断
今回使っていた井戸ポンプはこちら。
イワヤポンプ JPS-403 です。
このポンプ、正確な設置年数は不明ですが、状況から考えると 推定40年以上使用されていたと思われます。
長年トラブルもなく動き続けてくれたことには、本当に驚きました。
しかし今回、水が脈打つトラブルが発生。
圧力タンクの劣化が原因と分かりましたが、ここまで長く使っているポンプです。
今後また別の故障が起きる可能性も考え、今回は 圧力タンクだけの交換ではなく、井戸ポンプ本体ごと交換することを決断しました。
40年以上働いてくれたポンプには感謝しつつ、新しい井戸ポンプへ交換することにしました。
今回の故障原因は圧力タンク側と判断しましたが、
ここまで長く使ってきたポンプです。
今後また別の部品が故障する可能性も高いと考え、
今回は本体ごと交換する判断をしました。
今回のように、
圧力タンク側の異常がきっかけでも、
長年使った井戸ポンプでは本体側まで含めて判断した方がいい場合があります。
実際に本体交換まで行った流れは、
こちらで詳しくまとめています👇
👉 井戸ポンプ本体交換DIYの記事はこちら
井戸ポンプ修理DIYまとめ|水が出ない原因と修理手順【実録】
井戸ポンプ交換で選んだ新ポンプ|イワヤ JPS-406-50
今回交換用として購入したのが、イワヤポンプ「JPS-406-50」です。
ホ-ムセンタ-では、なかなか置いてないんですよね
今回は、アマゾンで購入!
このモデルは、家庭用の井戸ポンプとして広く使われている 深井戸ジェットポンプ。
仕様は 単相100V・出力400Wで、一般住宅の井戸水利用には十分な性能を持っています。
長年使っていたポンプもイワヤ製だったこともあり、配管の互換性や信頼性を考えて、今回も同じ イワヤポンプの後継モデルを選ぶことにしました。
家庭用井戸ポンプの中でも定番の機種なので、交換用としても安心して選べるモデルだと思います。
今回選んだのは、
イワヤポンプの後継モデルにあたる JPS-406-50 です。
同じメーカー系で配管の相性も考えやすく、
長く使う前提で安心感がありました。

細々した部品はホ-ムセンタ-で調達!
井戸ポンプ交換DIY|まずは古い井戸ポンプの取り外し作業
まず最初に行った作業は、古い井戸ポンプの取り外しです。
今回使っていたのは深井戸用のジェットポンプのため、配管が一般的なポンプよりも少し特殊です。
深井戸ポンプの場合、ポンプ本体には 2本の配管が接続されています。
・井戸から水を吸い上げる 吸水管
・ジェット機構で水を循環させる ジェット戻り管

この2本の配管が井戸の中へつながっているため、取り外し作業では注意が必要です。
特に深井戸ポンプの場合、配管をうっかり落としてしまうと井戸の中へ落下してしまう可能性があります。
そのため、ポンプを取り外すときは 配管をしっかり支えながら慎重に作業することが重要になります。
井戸ポンプ交換で重要|井戸配管を井戸の中に落とさないための落下防止対策
井戸ポンプを取り外す際に、特に注意しなければならないのが 井戸配管の落下防止です。
落ちてしまったら、二度と引き上げられない感じです…
深井戸用のジェットポンプは、配管がそのまま 井戸の中へつながっている構造になっています。
そのため、ポンプを外したときに配管をしっかり支えておかないと、井戸の中へ落ちてしまう可能性があります。
もし配管を落としてしまうと、井戸の中から引き上げるのは非常に大変で、場合によっては大掛かりな作業になってしまいます。
そこで今回は、ジェットポンプ側の配管に取り付けられている 固定用の紐をしっかり結び、配管を固定しました。
こうして 井戸配管が落下しないように対策をしてから、安全にポンプの取り外し作業を進めました。
井戸ポンプ交換DIY|設置高さ調整とジェット配管の接続
新しい井戸ポンプを仮置きしてみると、既存の井戸配管と高さが合わないことが分かりました。
井戸ポンプ交換では、この 配管の高さ合わせがとても重要です。
高さが合っていない状態で無理に接続すると、配管に負荷がかかり水漏れの原因になることもあります。
そこで今回は、ポンプを安定して設置するために 簡単な基礎づくりを行いました。

まず地面に 砕石を入れて転圧し、地盤をしっかり固めます。
転圧は、脚のみです。
その上に コンクリートブロックを設置して、ポンプの高さを調整しました。

こうすることで配管の位置がぴったり合い、ポンプも安定して設置できます。

井戸ポンプのDIY交換では、作業性向上のため 設置高さの調整が意外と重要なポイントになります。
今回の井戸ポンプ交換作業は、夫婦で協力して行うDIY作業になりました。
特に大変だったのが、井戸につながっている ジェット配管の取り扱いです。
深井戸用ジェットポンプの配管は思っていた以上に重く、油断すると井戸の中へ落としてしまう危険もあります。
そのため、配管を落とさないよう 二人でしっかり支えながら慎重に作業を進めました。

さらに今回のポンプ交換では、古い配管と新しい井戸ポンプの 配管径が異なっていたため、そのままでは接続できません。
そこで **異径ソケット(サイズ変換継手)**を使って、配管サイズを合わせて接続しました。

ジェット配管と井戸ポンプを接続する
ポンプ本体をブロックの上に設置したら、次は 井戸のジェット配管とポンプを接続する作業です。
今回の井戸は深井戸ジェットポンプなので、配管は2本あります。
・吸水管
・ジェット戻り管
まずは井戸側の配管に 異径ソケットを取り付けます。

古いポンプと新しいポンプでは配管サイズが微妙に違うため、そのままでは接続できません。
そのため、サイズを合わせるために **異径継手(ソケット)**を使用しました。

接続部には シールテープを巻き、漏水防止の処理をしてからポンプ側へ取り付けます。

その後、ジェット配管をゆっくり持ち上げながら ポンプ側の接続口へ合わせて差し込みます。

深井戸のジェット配管は思った以上に重量があり、落とすと井戸の中へ落下する危険があります。
そのため、今回は 夫婦二人で配管を支えながら慎重に作業しました。
配管の位置が合ったら、ポンプ側の接続部へ差し込み、しっかり固定します。

こうして 井戸側のジェット配管と新しい井戸ポンプの接続が完了しました。
井戸ポンプ交換後にやった改善|散水蛇口の追加と凍結防止対策
せっかく井戸ポンプを交換するので、ついでに ポンプのすぐ近くへ散水用の蛇口を追加することにしました。

井戸ポンプの近くに蛇口があると、実はかなり便利です。
例えば
・ポンプ交換後の 試運転確認
・庭の 散水作業
・ジェットポンプの 呼び水(プライミング)
など、さまざまな場面で使うことができます。

特に井戸ポンプの場合、呼び水や動作確認を行うことがあるため、ポンプのすぐ近くに蛇口を設置しておくと作業がとても楽になります。
今回もポンプ交換のタイミングで配管を分岐し、散水用の蛇口を追加しました。
こうしておくことで、今後のメンテナンスや庭作業でも使いやすい井戸設備になりました。
最後に行ったのが、井戸ポンプ配管の凍結防止対策です。

冬になると、屋外に設置されている井戸ポンプの配管は 凍結しやすい場所でもあります。
配管が凍結してしまうと、水が出なくなるだけでなく、最悪の場合 配管が破裂するトラブルにつながることもあります。

そこで今回は、配管全体に **保温材(断熱材)**を巻いて凍結対策を行いました。
さらにその上から 防水テープでしっかり固定することで、雨水の侵入や保温材の劣化を防ぎます。
こうしておくことで、寒い冬でも 井戸ポンプの配管が凍結するリスクを大きく減らすことができます。
井戸ポンプ交換後の試運転|水圧も安定して脈打ち症状が完全解消
すべての配管接続と凍結対策が終わったら、いよいよ 井戸ポンプの試運転です。
ジェットポンプの場合は、そのままでは水を吸い上げられないため、まず **呼び水(プライミング)**を行います。
ポンプ内部に水を入れてから電源を入れ、動作を確認しました。
すると、ポンプはスムーズに回り始め、井戸水もしっかりと吸い上げてくれました。
以前のように水が ドドドドと脈打つ症状もなくなり、水圧も安定。
ポンプの動作も正常で、断続的に唸るような動きも見られません。
こうして 井戸ポンプの交換作業は無事完了。
長年の不調だった井戸設備も、見事に復活しました。
井戸ポンプ交換から約5年経過|2026年現在も問題なく稼働中
今回の井戸ポンプ交換工事を行ったのは 2021年12月です。
それから時間が経ち、現在は 2026年3月。
交換からおよそ 5年ほど経過しました。
気になるポンプの状態ですが、現在も 特にトラブルはなく絶好調で稼働しています。
水圧も安定しており、以前のような 水が脈打つ症状やポンプの異常なON/OFF動作も発生していません。
DIYで行った井戸ポンプ交換でしたが、しっかり施工すれば 長期間問題なく使用できることが分かりました。
交換から数年経った現在でも、
水圧の不安定さや脈打ち症状は再発していません。
その場しのぎではなく、
結果的に本体ごと交換して正解だったと感じています。
井戸ポンプが脈打つときに最初に確認したいポイント
井戸ポンプが不調になったときは、
いきなり本体故障と決めつける前に、
まず次のポイントを確認するのがおすすめです。
最初に確認したいこと
– ポンプが頻繁にON/OFFしていないか
– 水がドドドド…と脈打っていないか
– 圧力タンクの空気圧が落ちていないか
– 圧力スイッチに異常がないか
– 配管や継手から漏れがないか
この順番で確認していくと、
無駄な部品交換や遠回りを減らしやすくなります。
今回のように、
圧力スイッチではなく圧力タンク側が原因のケースもあるため、
症状を切り分けながら確認するのが大切です。
「うちの症状は圧力タンクだけじゃないかも…」という場合は、
井戸ポンプ全体の故障原因をまとめたこちらの記事も参考になります👇
👉 井戸ポンプ修理DIYの全体記事はこちら
井戸ポンプ修理DIYまとめ|水が出ない原因と修理手順【実録】
まとめ|井戸ポンプの水が脈打つ原因は圧力タンクだった
今回の井戸ポンプトラブルの原因は、圧力タンクの故障でした。
水が脈打つ症状や、ポンプが頻繁にON/OFFを繰り返す状態は、圧力タンク内部のダイヤフラム劣化によって起こることが多いようです。
ただ今回の井戸ポンプは、推定で 40年以上使用されていました。
そのため圧力タンクだけを交換するのではなく、思い切って ポンプ本体ごと交換することにしました。
井戸ポンプ交換は、ジェット配管が重く作業も大変で、夫婦二人で協力しながらのDIY作業になりました。
それでも無事に交換することができ、現在は 水圧も安定し井戸水も快適に使えています。
もし井戸ポンプで
・水がドドドドと脈打つ
・ポンプが頻繁にON/OFFする
このような症状が出ている場合は、圧力タンクの不具合を一度疑ってみるとよいかもしれません。








コメントを残す